ギターを弾く前に絶対に欠かせないのがチューニング(音合わせ)です。チューニングがズレた状態で弾くと、どんなに正しく弾いてもきれいな音にはなりません。
しかし難しく考える必要はなく、チューナーを使えば初心者でも3分で完了します。一度やり方を覚えてしまえば、毎回の練習前のルーティンとして自然に行えるようになります。
この記事ではギターのチューニング方法をゼロから解説します。各弦の音名の覚え方から、チューナーの使い方、チューニングが合わないときの対処法まで網羅していますので、初めての方もぜひ参考にしてみてください。

ギターの各弦の音名を覚えよう
ギターは6本の弦があり、それぞれに決まった音が割り当てられています。太い方から6弦→1弦の順に以下の通りです。
| 弦 | 音名(英語) | 音名(日本語) |
|---|---|---|
| 6弦(最も太い) | E | ミ |
| 5弦 | A | ラ |
| 4弦 | D | レ |
| 3弦 | G | ソ |
| 2弦 | B | シ |
| 1弦(最も細い) | E | ミ |
覚え方は「EADGBE(イー・エー・ディー・ジー・ビー・イー)」です。語呂合わせで「家(E・A)でジー(D・G)・ビー(B・E)」と覚える方法もあります。最初は表を見ながらで問題ありませんので、繰り返すうちに自然と覚えられます。
チューニングの方法3つ
方法1:クリップチューナーを使う(最もおすすめ)
初心者に最もおすすめなのがクリップチューナーです。ギターのヘッド(先端部分)にクリップで挟んで使います。弦を1本ずつ弾いて、画面に表示される音名と針を見ながらペグ(糸巻き)を回して音を合わせる仕組みです。
針が真ん中に来ればチューニング完了です。左にズレていたら音が低いのでペグを締める方向に回し、右にズレていたら音が高いのでペグを緩める方向に回します。
1,000〜2,000円で購入でき、持ち運びも楽なので1つは持っておきたいアイテムです。電池式で半年〜1年程度使えるものが多いです。
方法2:スマホアプリを使う
GuitarTunaやFender Tuneなどの無料アプリを使う方法です。スマホのマイクで音を拾って判定してくれるため、チューナーを持っていなくてもすぐにチューニングができます。ただし周囲が騒がしいと正確に拾えないことがあるため、静かな場所での使用がおすすめです。
方法3:ペダル式チューナー(エレキ向け)
エレキギターをシールドで接続して使うチューナーです。ライブやスタジオでは必須のアイテムですが、自宅練習ならクリップチューナーかアプリで十分です。BOSSのTU-3が定番モデルとして広く使われています。

チューニングのコツ
低い方から合わせる
音が高い状態から下げてピッタリ合わせるより、低い状態から上げて合わせる方がチューニングが安定します。もし音が高すぎた場合は、一度大きく下げてから上げ直しましょう。この「下から上げる」を習慣にすると、チューニングの精度が上がります。
弦を弾いたらすぐにチューナーを見る
弦の音はすぐに減衰するため、弾いたらすぐにチューナーの表示を確認します。音が小さくなると判定がブレやすくなるので、しっかりと弦を弾いて素早くチェックするのがポイントです。
6弦から順番に合わせる
6弦(最も太い弦)から1弦に向かって順番にチューニングしていくのが基本です。太い弦のテンション(張力)が変わると、他の弦にも影響を与えるため、一通り合わせた後にもう一度最初から確認すると精度が上がります。
新しい弦は安定するまで時間がかかる
弦を張り替えた直後はチューニングがすぐにズレます。弦が伸びて馴染むまでの1〜2日間は頻繁にチューニングし直しましょう。弦を軽く引っ張って伸ばしておくと、馴染みが早くなります。
チューニングが合わない場合の対処法
何度合わせてもすぐにズレてしまう場合は、以下の原因が考えられます。
- 弦が古い:サビや劣化でチューニングが安定しなくなります。新しい弦に交換しましょう
- ペグが緩んでいる:ペグのネジを締め直すことで改善する場合があります
- ネックが反っている:楽器店に持ち込んで調整してもらうのがおすすめです
- 弦の巻き方が不適切:弦交換時にペグへの巻き付けが甘いと滑りやすくなります
多くの場合、弦交換で解決します。まずは新しい弦に替えてみて、それでも改善しない場合は楽器店に相談してみてください。
チューナーの購入先と参考情報
チューナーのおすすめ商品はサウンドハウスで幅広く探せます。アプリで手軽に済ませたい方はGuitarTunaが直感的で使いやすいです。チューニング方法を動画で確認したい場合はYouTubeで「ギター チューニング やり方」と検索すると丁寧な解説動画がたくさん見つかります。
よくある質問(FAQ)
Q. チューニングはどのくらいの頻度で行うべきですか?
A. ギターを弾く前に毎回行うのが基本です。温度や湿度でチューニングはズレるため、練習の途中でもズレを感じたら合わせ直しましょう。
Q. チューナーとアプリ、どちらがおすすめですか?
A. クリップチューナーの方が周囲の騒音に影響されず正確にチューニングできます。ただし外出先でチューナーを忘れた場合の予備として、アプリも入れておくと安心です。
Q. 半音下げチューニングとは何ですか?
A. 全ての弦を通常より半音低く合わせるチューニングです。弦のテンションが下がって押さえやすくなり、音も少し重くなります。ロック系の楽曲で使われることが多いです。
Q. チューニングが合っているのに音がおかしく聞こえます
A. オクターブチューニング(12フレットでの音程の正確さ)がズレている可能性があります。楽器店で「オクターブ調整」をお願いすると改善します。
Q. エレキギターとアコギでチューニング方法は違いますか?
A. 基本的な手順は同じです。ただしエレキはペダル式チューナーをシールドで接続して使うことも多いです。音名と合わせ方の基本は変わりません。

まとめ:チューニングは「弾く前の習慣」にしよう
- チューニングはギターを弾く前に毎回必ず行う
- 各弦の音名はEADGBE(6弦→1弦)
- 初心者にはクリップチューナーが最もおすすめ
- 音は「低い方から上げて合わせる」のが基本
- 弦を弾いたらすぐにチューナーを確認する
- チューニングが安定しない場合は弦交換で解決することが多い
ギターは温度や湿度の影響を受けやすく、弾くたびにチューニングがズレる楽器です。毎回弾く前にチューニングを合わせる習慣をつけるだけで、練習の質が格段に上がります。クリップチューナーかスマホアプリがあれば3分で完了しますので、ぜひ日々のルーティンに組み込んでみてください。


