DTMのマイク選び、最初の1本はこう選ぶ
DTMで「歌ってみた」やボーカル録音をするなら、マイクの選び方が超重要。マイクによって音の質感がガラッと変わるから、ここを妥協すると後悔します。
マイクには大きく分けてコンデンサーマイクとダイナミックマイクの2種類があります。DTMの宅録では基本的にコンデンサーマイクがメイン。ただし環境によってはダイナミックマイクのほうが良い場合もあるんです。

コンデンサーマイクとダイナミックマイクの違い
コンデンサーマイク
繊細な音まで拾える高感度タイプ。ボーカル録音やアコースティック楽器の収音に最適。ファンタム電源(48V)が必要なので、オーディオインターフェースが対応しているか確認が必要。
メリット:高音質、繊細な表現が可能
デメリット:環境ノイズも拾いやすい、扱いがデリケート
ダイナミックマイク
ライブでも使われる丈夫なタイプ。周囲の雑音を拾いにくいので、防音設備がない部屋でもそこそこ使える。電源不要。
メリット:頑丈、環境ノイズに強い
デメリット:感度が低い、繊細な音は苦手
防音室やクローゼット録音環境がある人はコンデンサーマイク、生活音が多い環境ならダイナミックマイクがベター。
DTM用おすすめマイク8選
【コンデンサー】audio-technica AT2020(約11,000円)
コンデンサーマイクの超定番入門機。クセのないフラットな音質で、どんなジャンルのボーカルにも対応。まず1本目に迷ったらこれ。耐久性もコンデンサーマイクとしては高い。
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【コンデンサー】AKG P120(約9,000円)
AKGの入門ラージダイアフラムマイク。中高域がクリアで、女性ボーカルとの相性が良い。ローカットスイッチ付きで、エアコンの低音ノイズを軽減できます。
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【コンデンサー】RODE NT1-A(約28,000円)
「世界一静かなスタジオマイク」のキャッチコピーで有名。セルフノイズがわずか5dBAと極めて低く、静かな環境での録音品質はこの価格帯ではトップクラス。10年保証付き。
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【コンデンサー】Lewitt LCT 240 PRO(約15,000円)
オーストリアのマイクメーカーLewittの入門機。価格帯の割に解像度が高く、海外のホームスタジオで人気急上昇中。ショックマウント・ポップガード付属。
【ダイナミック】SHURE SM58(約13,000円)
世界で最も使われているダイナミックマイク。ライブの定番だけど宅録でも活躍。環境ノイズに強く、ボーカルの中域をしっかり拾ってくれる。頑丈さには定評があり、荒く扱っても長く使えると評判。
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【ダイナミック】SHURE SM7B(約55,000円)
マイケル・ジャクソンの「スリラー」の録音にも使われた名機。ポッドキャストやナレーションでも世界的定番。低域の豊かさとノイズリジェクションが非常に優秀。予算があるなら有力な選択肢。
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【USB】Blue Yeti(約18,000円)
オーディオインターフェース不要のUSBマイク。4つの指向性パターンを切り替えられて、配信・ポッドキャスト・ゲーム実況に対応。DTM向きではないけど手軽さ重視なら。
【USB】Elgato Wave:3(約20,000円)
配信者向けに開発されたUSBコンデンサーマイク。デジタルクリッピングガード搭載で、大声を出しても音割れしない。専用ソフトでの調整が簡単。
USBマイクはオーディオインターフェースなしで使える反面、本格的なDTMには機能不足。あくまで配信やカジュアルな録音向けです。
マイクと一緒に揃えたいアクセサリー
ポップガード:「ぱぴぷぺぽ」の破裂音を防ぐ網。1,000〜3,000円。
マイクスタンド:デスクアームタイプが便利。3,000〜8,000円。
リフレクションフィルター:部屋の反響を抑えるパネル。5,000〜15,000円。防音室がない人は必須。
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マイクの購入はサウンドハウスが最安値のことが多い。レビューはDTMステーションが詳しいです。Amazonのレビューも参考になります。

マイクとセットで考えたいオーディオインターフェース
XLR接続のマイクは、そのままではパソコンにつながりません。間にオーディオインターフェースが必要です。マイクの音をデジタル信号に変換し、コンデンサーマイクに必要な48Vファンタム電源も供給してくれる機材です。
マイク選びと同時に、このインターフェースがファンタム電源に対応しているかを必ず確認しましょう。対応していないと、せっかくのコンデンサーマイクが鳴りません。初めての1台なら、入力が1〜2系統あるコンパクトなモデルから始めれば十分です。
・マイク本体(XLRまたはUSB)
・オーディオインターフェース(XLRマイクの場合)
・マイクケーブル(XLRの場合)
・ポップガードとマイクスタンド
録音レベルの調整でノイズを減らす
マイクを買っても、録音の音量設定が適切でないと本来の性能を活かせません。入力レベル(ゲイン)を上げすぎると音が割れ、下げすぎるとノイズが目立ちます。歌の一番大きい部分でメーターが振り切らない程度に調整するのが基本です。
また、コンデンサーマイクは感度が高いぶん、エアコンやパソコンのファンの音まで拾ってしまいます。録音するときは、こうした生活音をできるだけ止めておくと、後の編集がぐっと楽になります。

声質・用途別の選び方の目安
ボーカル・歌ってみた
クセのないフラットなコンデンサーマイクが扱いやすく、後からの加工もしやすいです。防音環境がないなら、雑音に強いダイナミックマイクという選択も現実的です。
配信・ゲーム実況
手軽さ重視なら、オーディオインターフェース不要のUSBマイクが便利。デスクに置いてすぐ使える機動力が魅力です。
ナレーション・ポッドキャスト
落ち着いた低域が出るモデルだと、声に安定感が出ます。口元に近づけて使うことが多いので、ポップガードを併用すると破裂音のボフッという音を抑えられます。
よくある質問
Q. 1本目はコンデンサーとダイナミックどっちがいい?
防音環境があるならコンデンサーマイク(AT2020がおすすめ)。防音環境がないならダイナミックマイク(SM58がおすすめ)。
Q. USBマイクでDTMは無理?
簡単な録音はできますが、レイテンシーの調整ができなかったり、他のマイクと同時に使えなかったりと制約が多い。本格的にDTMをやるなら、オーディオインターフェース+XLRマイクの組み合わせがベスト。
Q. 真空管マイクって初心者にも必要?
不要です。温かみのある音が特徴ですが、メンテナンスが面倒で価格も高い。ある程度経験を積んでから検討すれば十分。
Q. マイクの向きや距離で音は変わる?
大きく変わります。近づくほど低音が強調され、離れるほど部屋の反響を拾いやすくなります。まずはこぶし1〜2個分の距離を目安に、自分の声で一番自然に録れるポイントを探してみましょう。セッティングを見直すだけで、同じマイクでも仕上がりが変わります。
Q. ポップガードは本当に必要?
あったほうが仕上がりが安定します。「ぱ行」の破裂音がマイクに直接当たると、ボフッという耳障りなノイズが入ります。数百円から手に入るものなので、マイクと一緒に用意しておくと後の編集が楽になります。
USBマイクとXLRマイク、どちらを選ぶ
マイク選びで最初に迷うのが、接続方式です。手軽さのUSBか、拡張性のXLRか、目的で選び分けましょう。
USBマイクの特徴
パソコンに直接つなぐだけで使えるのが最大の魅力です。オーディオインターフェースがいらないので、初期費用を抑えて手軽に始められます。配信やゲーム実況、ちょっとした録音にはこれで十分なことも多いです。
XLRマイクの特徴
オーディオインターフェースを介してつなぐ本格派向けです。マイクの交換やアップグレードがしやすく、複数のマイクを使い分けたり、機材を少しずつ良くしていったりできます。腰を据えて音楽制作に取り組むならXLRが基本です。
・とにかく手軽に始めたい → USBマイク
・配信・実況がメイン → USBマイク
・本格的にDTM・歌ってみた → XLRマイク+インターフェース
・将来的に機材を拡張したい → XLRマイク
買ってから後悔しないための下準備
マイク本体だけを買っても、すぐに録音できるとは限りません。事前に自分の環境を確認しておきましょう。
コンデンサーマイクを選ぶなら、手持ちのオーディオインターフェースがファンタム電源に対応しているかは必須のチェック項目です。また、感度の高いコンデンサーマイクは生活音を拾いやすいので、録音する部屋がどれくらい静かかも考えておく必要があります。エアコンや換気扇の音が気になる環境なら、雑音に強いダイナミックマイクのほうが扱いやすいこともあります。

まとめ:環境に合ったマイクを選べば宅録の質が激変する
DTMのマイク選びは録音環境との相性が最重要。防音環境があればコンデンサーマイク、なければダイナミックマイクという選び方でOK。予算1万円ならAT2020、3万円出せるならRODE NT1-Aがベストバイ。まずは1本手に入れて、自分の声を録ってみるところから始めましょう。


