「DTMを始めたいけど、何を買えばいいのかわからない」「機材にいくらかかるのか不安」という声をよく聞きます。ネットで調べると高額な機材ばかり紹介されていて、尻込みしてしまう人も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、DTM・宅録を始めるのに最低限必要な機材は5つだけです。しかも、すでにパソコンを持っているなら、追加投資は数万円程度で十分始められます。この記事では、初心者が最初に揃えるべき機材と、後から追加すればいいものを明確に分けて解説します。

🎧 宅録の音質は、腕よりマイクで決まる
宅録の音質は、演奏の腕よりマイクと環境で決まってしまう部分があります。入門クラスでも、選び方を外さなければ十分に使える音が録れます。

🐼 音楽人ならDTMは必須!!
DTM・作曲を現役プロからマンツーマンで学べるオンラインスクール

- ✅ オンラインで受講できるDTMスクール
- ✅ 現役プロによるマンツーマンレッスン
- ✅ 作曲・MIX・ボカロ制作からSNS発信まで
⭐おすすめ記事
音楽人ならDTMは必須!!DTMや作曲をプロから学びたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。



最低限必要な5つの機材
1. パソコン
DTMの中心となるのがパソコンです。WindowsでもMacでもどちらでもOKですが、以下のスペックを目安にしましょう。
- CPU:Intel Core i5以上 / Apple M1以上
- メモリ:8GB以上(16GB推奨)
- ストレージ:SSD 256GB以上
ノートパソコンでも問題なく作業できます。記事執筆時点で5~8万円台のノートPCでも上記スペックを満たすモデルは多いので、わざわざDTM専用のハイスペックPCを買う必要はありません。すでに持っているパソコンが上記スペックを満たしていれば、そのまま使えます。
2. DAWソフト
DAW(Digital Audio Workstation)は、音楽制作の作業場となるソフトウェアです。無料のものでも十分な機能があります。
無料で使えるDAW
- GarageBand(Mac/iPhone標準搭載)
- Cakewalk by BandLab(Windows)
- Studio One Prime(Windows/Mac)
有料DAWの定番
- Cubase(Steinberg)
- Logic Pro(Apple・Mac専用)
- Studio One(PreSonus)
- Ableton Live
初心者はまず無料DAWで操作に慣れてから、物足りなくなったら有料版に移行するのがおすすめです。
3. オーディオインターフェース
オーディオインターフェースは、マイクやギターの音をパソコンに取り込むための機器です。パソコンの内蔵サウンドカードよりも高音質かつ低遅延で録音・再生ができるため、DTMには欠かせません。
ボーカル録音やギター録音をしない「打ち込みオンリー」の人でも、オーディオインターフェースを導入するとモニタリング環境が格段に良くなります。
初心者向けの人気モデルとしては、Steinberg UR22C、Focusrite Scarlett Solo、YAMAHA AG03MK2などがあります。詳細な価格は各メーカーの公式サイトで確認してください。
4. モニターヘッドホン
音楽制作では、音の細部まで正確に聴き取れる「モニターヘッドホン」が必要です。一般的なリスニング用ヘッドホンは低音を強調するなどの味付けがされていますが、モニターヘッドホンは音をフラット(原音に忠実)に再現するのが特徴です。
宅録で定番のモニターヘッドホンとしては、SONY MDR-CD900ST、audio-technica ATH-M50xなどがよく使われています。密閉型を選ぶと音漏れが少なく、夜間の作業にも向いています。
5. MIDIキーボード
MIDIキーボードは、DAW上のソフト音源を演奏するための入力デバイスです。マウスでの打ち込みだけでも曲は作れますが、鍵盤で弾いたほうがメロディーやコードを直感的に入力できます。
デスクスペースを取らない25鍵のコンパクトモデルで十分です。KORG microKEYシリーズやAKAI MPK miniシリーズなどが定番で、数千円から購入できます。


後から追加すればいい機材
以下の機材は、最初から買わなくても大丈夫です。作業スタイルが固まってきてから、必要に応じて追加しましょう。
マイク(コンデンサーマイク)
ボーカル録音をする場合に必要になります。宅録用のコンデンサーマイクとしては、audio-technica AT2020やAKG P120などが初心者に人気です。「歌ってみた」やボーカル曲を作りたい人は早めに導入するのもありです。
モニタースピーカー
ヘッドホンだけでも制作はできますが、スピーカーで音を出すと空気感やステレオ感の確認がしやすくなります。ただし、賃貸住宅では音量の問題があるので、環境に応じて判断しましょう。
マイクスタンド・ポップガード
マイクを購入したら、マイクスタンドとポップガード(息の「ぱ行」のノイズを防ぐフィルター)も一緒に用意しましょう。セットで数千円程度です。
追加のソフト音源・プラグイン
DAW内蔵の音源に物足りなさを感じたら、外部のソフト音源やエフェクトプラグインを追加します。無料で高品質なものも多いので、まずは無料プラグインから試してみるのがおすすめです。
機材の価格は変動します。この記事で紹介した製品の正確な価格は、各メーカーの公式サイトや楽器通販サイトで最新情報を確認してください。また、サウンドハウスや島村楽器オンラインなどの通販サイトではセールが行われることもあります。
予算別おすすめセットアップ
予算0円:パソコンだけで始める
すでにパソコンがあるなら、無料DAW(GarageBandやCakewalk)をインストールするだけで始められます。マウスで打ち込み、パソコン内蔵スピーカーやイヤホンでモニタリング。まずはお金をかけずにDTMが自分に合っているか試してみるのも賢い方法です。
予算3万円:打ち込み中心のセットアップ
オーディオインターフェース+モニターヘッドホン+MIDIキーボードの3点セットで、打ち込み中心の制作環境が整います。この構成で十分にオリジナル曲の制作が可能です。
予算5万円:ボーカル録音もできるセットアップ
上記3点に加えて、コンデンサーマイク+マイクスタンド+ポップガードを追加。「歌ってみた」の投稿や、ボーカル入りのオリジナル曲制作ができるフル装備です。
🔇 練習できない理由の多くは、音
楽器が続かなかった理由を聞くと、才能でも根気でもなく「音を出せる時間が取れなかった」という答えが返ってきます。防音マットは完全な遮音にはなりませんが、床に伝わる振動を抑える効果が期待できます。気兼ねなく音を出せる時間を増やすところから始めてみませんか。



⭐おすすめ記事
DTMスクールを検討している方は、料金やコースをまとめたこちらの記事もどうぞ。



機材選びで失敗しないためのポイント
最初から高額機材を買わない
初心者のうちは機材の違いを聴き分けるのが難しいです。まずはエントリーモデルで始めて、耳が育ってから上位モデルにアップグレードしましょう。最初から数十万円の機材を揃えても、使いこなせなければ宝の持ち腐れになります。
レビューを鵜呑みにしない
機材のレビューは主観的なものが多いです。可能であれば楽器店で実物を試聴してから購入するのが理想です。「島村楽器」などの店舗では試聴コーナーがある場合もあります。
互換性を確認する
オーディオインターフェースは、自分のパソコンのOSやポート(USB-C、USB-Aなど)に対応しているか、購入前に確認しましょう。特にMacユーザーはApple Siliconへの対応状況もチェックが必要です。


機材が揃ったあとは、それを使って曲を仕上げる制作スキルが大切になります。独学で操作や音作りに迷ったときは、Music HeartsというオンラインのDTMスクールもあります。現役プロとのマンツーマンレッスンで、Cubase・Logic Pro・Studio One・Ableton Liveに対応し、作曲からMIX・マスタリングまで学べます。Zoomでの無料体験も受けられます。



よくある質問(Q&A)
Q. スマホだけでDTMはできますか?
GarageBand(iPhone/iPad)やBandLab(Android/iPhone)を使えば、スマホやタブレットだけでも楽曲制作は可能です。ただし、本格的な制作にはパソコンのほうがかなり効率が良いので、スマホはあくまでサブ的な使い方がおすすめです。
Q. WindowsとMac、DTMにはどちらがいいですか?
どちらでも問題なくDTMができます。Macは標準でGarageBandが使えること、Logic Proという高機能DAWが比較的安価で使えることがメリットです。Windowsは対応するDAWやプラグインの種類が多いのがメリットです。
Q. オーディオインターフェースなしでは作曲できませんか?
打ち込みオンリーなら、なくても作曲は可能です。ただし、パソコン内蔵のサウンド機能だと音の遅延(レイテンシー)が発生しやすく、リアルタイムで音源を弾く場合にストレスになります。快適に作業するなら、早めの導入がおすすめです。
Q. ヘッドホンとイヤホン、どちらを使うべきですか?
DTMにはヘッドホンをおすすめします。イヤホンでも作業は可能ですが、ヘッドホンのほうが低音から高音まで正確にモニタリングできるためです。特にミックス作業では、ヘッドホンのほうが細かい音の違いを聴き取りやすいです。
Q. 中古の機材でも問題ありませんか?
オーディオインターフェースやMIDIキーボードは中古でも問題なく使えることが多いです。ただし、ソフトウェア(DAW)のライセンスは中古品では移行できないケースがあるため注意が必要です。ヘッドホンは劣化が心配なので、できれば新品をおすすめします。フリマアプリや中古楽器店で探すとお得に揃えられることもあります。
Q. DTMを始めるのに音楽経験は必要ですか?
音楽経験がなくても大丈夫です。DTMはマウスで音符を配置して曲を作る方法(打ち込み)が基本なので、楽器が弾けなくても問題ありません。音楽理論も、最初は「ドレミ」と「コード」の基本がわかれば十分です。作りながら少しずつ知識を増やしていくスタイルで、着実に上達できます。
まとめ
DTM・宅録を始めるために必要な機材は、最低限5つだけです。
- パソコン(既存のもので十分な場合が多い)
- DAWソフト(無料で高品質なものがある)
- オーディオインターフェース
- モニターヘッドホン
- MIDIキーボード
マイクやモニタースピーカーは後から追加すればOK。大切なのは機材を揃えることではなく、曲を作り始めることです。パソコンと無料DAWがあれば今日からでもスタートできるので、まずは一歩踏み出してみましょう。
📦 この記事で紹介した商品


⭐おすすめ記事
作った曲をSpotifyやApple Musicで配信してみたい方は、配信代行サービスnarasuをまとめたこちらの記事もどうぞ。



🚪 いっそ、防音室という手もある
本格的に練習時間を確保したいなら、簡易防音室という選択肢もあります。組み立て式で設置できるタイプなら、賃貸でも導入できる場合があります。時間帯を気にせず音を出せる環境は、それだけで練習量を変えます。



⭐おすすめ記事
最後までお読みいただきありがとうございます。DTMを本格的に学びたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。



🐼 音楽人ならDTMは必須!!
DTM・作曲を現役プロからマンツーマンで学べるオンラインスクール

- ✅ オンラインで受講できるDTMスクール
- ✅ 現役プロによるマンツーマンレッスン
- ✅ 作曲・MIX・ボカロ制作からSNS発信まで


