「エフェクターって何?」「なくても弾けるの?」という疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。エフェクターは、ギターの音を歪ませたり、残響を加えたり、揺らしたりする音色変化の機材です。
プロのギタリストの「あの音」は、ほとんどがエフェクターで作られています。なくてもギターは弾けますが、エフェクターがあると音楽表現の幅がグッと広がります。
この記事ではエフェクターの種類を分かりやすく解説した上で、初心者が最初に買うべきおすすめモデルを8つ厳選して紹介します。どのエフェクターから揃えるべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

エフェクターの種類を知ろう
歪み系(オーバードライブ・ディストーション)
ロックの「ジャーン」という歪んだ音を作るエフェクターです。軽い歪みを加えるのがオーバードライブ、激しく歪ませるのがディストーション。初心者が最初に買うべきエフェクターとして、最も人気の高いカテゴリです。
空間系(リバーブ・ディレイ)
残響を加えるリバーブ、音を繰り返すディレイ。どちらも音に奥行きと空間感を与えるエフェクターです。クリーンサウンドにリバーブをかけるだけで、一気にプロっぽい音になります。アコギやクリーントーンを多用する方には特におすすめです。
モジュレーション系(コーラス・フランジャー・フェイザー)
音を揺らして変化を加えるエフェクターです。コーラスは音に厚みを加え、フランジャーはジェット音のような独特の効果を生み出し、フェイザーはうねるような揺れを与えます。楽曲のアクセントとして使われることが多いタイプです。
マルチエフェクター
上記すべてのエフェクトを1台に凝縮した万能機材です。色んなエフェクトを試してみたい初心者には、マルチエフェクターが最もおすすめです。「自分がどんな音が好きか」を見つける段階では、1台で全部試せるマルチが圧倒的に効率的です。
初心者におすすめのエフェクター8選
マルチエフェクター部門
BOSS GT-1(約2万円台)
BOSSのコンパクトマルチエフェクターです。108種類のエフェクトを搭載しており、直感的な操作で音作りがしやすい設計です。軽量で持ち運びも楽なので、自宅だけでなくスタジオでも活躍します。初心者のマルチエフェクターとしてはベストな選択肢です。
ZOOM MS-70CDR(約1万円前後)
空間系エフェクトに特化したミニサイズのマルチエフェクターです。コーラス、ディレイ、リバーブが特に充実しています。コンパクトで場所を取らないのが強みで、デスクの上に置いて使うのにも最適です。
Line 6 HX Stomp(約6万円台)
やや高価ですが、プロ級の音質を実現するコンパクトマルチです。Helixシリーズのサウンドをコンパクトに凝縮しており、長く使える品質を求める方におすすめです。最初からこれを買って長く使うという選択もあります。

歪み系部門
BOSS SD-1 Super OverDrive(約6,000円前後)
ロングセラーのオーバードライブペダルです。温かみのある歪みで、使い方を選ばない万能さが魅力です。軽い歪みからブーストまで幅広く対応でき、初めての歪みペダルにぴったりの1台です。
BOSS DS-1 Distortion(約6,000円前後)
ディストーションの定番ペダルです。ロック、パンク、グランジに最適な荒々しい歪みが得られます。多くの有名ギタリストが使用したことでも知られており、ロック系の音を出したい方にはうってつけです。
空間系部門
BOSS RV-6 Reverb(約1万円台後半)
8種類のリバーブタイプを搭載した定番リバーブペダルです。ホール、ルーム、プレートなど、様々な残響を切り替えて使えます。クリーンサウンドに深みと広がりを加えたい方におすすめです。
TC Electronic Flashback 2 Delay(約1万円台後半)
多彩なディレイサウンドが楽しめるペダルです。TonePrintアプリでプロが作成した音色をダウンロードできるユニークな機能も搭載しています。
チューナーペダル部門
BOSS TU-3 Chromatic Tuner(約1万円前後)
ステージ定番のチューナーペダルです。正確なチューニングと頑丈なボディを兼ね備えています。エフェクトボードを組むなら最初に揃えておきたいペダルです。
最初の1台はマルチエフェクターがおすすめ
色んなエフェクトを試して「自分はどんな音が好きか」を知ることが最初のステップです。マルチエフェクターなら1台で全部試せますので、自分の好みを効率よく見つけられます。
好みが分かったら、単体のペダルに移行するのが効率的です。「歪みはBOSSのSD-1が好き」「リバーブはTC Electronicが好き」のように、自分の好みを軸にしてペダルを集めていく楽しみもあります。
エフェクターは電源が必要です。電池で動作するモデルもありますが、複数のペダルを使う場合はパワーサプライ(電源アダプター)が必要になります。最初にマルチエフェクターを選べば、付属のACアダプター1つで済むのでこの点でも便利です。
購入先と参考情報
エフェクターの購入はサウンドハウスが最安値のことが多いです。中古品を探すならデジマートで掘り出し物が見つかることもあります。購入前に実際の音を確認したい場合はYouTubeで「エフェクター名 レビュー」と検索すると、音の雰囲気が分かります。
よくある質問(FAQ)
Q. エフェクターは初心者でもいきなり買って大丈夫ですか?
A. アンプの音に慣れてからの方が、エフェクターの効果が分かりやすくなります。ギターを始めて1〜2ヶ月で基礎に慣れたタイミングで検討するのが良いでしょう。
Q. マルチエフェクターと単体ペダル、どちらが音が良いですか?
A. 同価格帯なら単体ペダルの方が音質面で有利です。ただし初心者が最初に色んなエフェクトを試す目的であれば、マルチエフェクターの方がコスパが圧倒的に良いです。
Q. エフェクターの接続順序は決まっていますか?
A. 基本的な接続順はギター→チューナー→歪み系→モジュレーション系→空間系→アンプです。ただし明確なルールはなく、好みの音が出る順番で繋いで問題ありません。
Q. アコースティックギターにもエフェクターは使えますか?
A. エレアコ(ピックアップ付きアコギ)であればエフェクターを使えます。リバーブやコーラスとの相性が特に良いです。
Q. 中古エフェクターは品質に問題ありませんか?
A. BOSSなどの定番ブランドは非常に頑丈に作られているため、中古でも問題なく使えることが多いです。ただし動作確認ができるお店で購入するのが安心です。

まとめ:まずはマルチで色んな音を試そう
- 初心者が最初に買うならマルチエフェクターが最効率
- BOSS GT-1なら2万円台で108種類のエフェクトが使える
- 歪み系なら BOSS SD-1またはDS-1が定番で安心
- 空間系はBOSS RV-6のリバーブが万能
- 好みが見つかったら単体ペダルに移行するのがおすすめ
- サウンドハウスやデジマートで購入前にレビューをチェック
初心者がエフェクターを選ぶなら、BOSS GT-1がベストな選択肢です。2万円台で108種類のエフェクトを使えるため、自分の好みの音を見つける旅に最適な1台と言えます。気に入ったエフェクトが見つかったら、そこから単体ペダルを集めていく楽しみも待っています。


