エレキギターを手に入れたら、まず覚えるべきなのがチューニングのやり方。チューニングとは、弦の音程を正しい高さに合わせる作業のこと。チューニングがズレたまま弾いていると、正しいコードを押さえても不協和音が鳴ってしまうし、耳も育たない。
「チューナーの使い方がわからない」「ペグをどっちに回せばいいのか迷う」という初心者も多いが、手順を覚えてしまえば2〜3分で終わる作業だ。
この記事では、エレキギターのチューニング方法を初心者向けにわかりやすく解説する。チューナーの種類や選び方、チューニングが安定しない場合の対処法まで網羅しているので、ぜひ最後まで読んでほしい。
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チューニングの基本知識
各弦の音名を覚えよう
エレキギターの6本の弦には、それぞれ決まった音が割り当てられている。太い弦(6弦)から順にE(ミ)→A(ラ)→D(レ)→G(ソ)→B(シ)→E(ミ)。この並びは「レギュラーチューニング」と呼ばれ、ほとんどの曲はこのチューニングで演奏する。
覚え方としては「家で地ビールを飲もう(いえでじびーいー:E-A-D-G-B-E)」のような語呂合わせを使う人もいる。頻繁に使うので、弾いているうちに自然と覚えるだろう。
チューナーとは
チューナーは、弦の音がどの音名に近いか、そして正しい音程からどれだけズレているかを教えてくれる道具。初心者にとって正確なチューニングにはチューナーが不可欠で、慣れるまでは必ず使おう。種類はクリップ式、ペダル式、アプリなどがある。
- 6弦からE-A-D-G-B-Eの順番
- チューナーがあれば初心者でも正確に合わせられる
- 練習前に毎回チューニングするのが基本
- 弦を張り替えた直後は特に頻繁にチューニングが必要
チューナーの種類と選び方
クリップ式チューナー
ギターのヘッド部分に挟んで使うタイプ。振動を検知して音を判定するので、周囲が騒がしい場所でも使える。価格は1,000〜2,000円程度で、KORGのPitchClipやYAMAHAのYTC5などが定番。コンパクトで持ち運びやすく、最初の1台としておすすめ。
ペダル式チューナー
エフェクターボードに組み込んで使うタイプ。ライブやスタジオでの使用に適している。シールドケーブルで接続するため精度が高いが、初心者がいきなり購入する必要はない。バンド活動を始めてから検討すれば十分。
スマートフォンアプリ
無料で手軽に使えるのがスマホのチューナーアプリ。GuitarTunaやFenderTuneなどが人気。マイクで音を拾って判定するため、静かな環境で使うのがベスト。まずはアプリで試してみて、物足りなくなったらクリップ式に移行するのもアリ。


チューニングの手順(ステップバイステップ)
ステップ1:チューナーを準備する
クリップ式ならギターのヘッドに挟む。アプリなら起動してギターの近くにスマホを置く。ペダル式ならシールドケーブルで接続する。チューナーの電源を入れて、音を検知する準備ができていることを確認しよう。
ステップ2:6弦(一番太い弦)から合わせる
チューニングは太い弦から順に行うのが基本。6弦を開放弦(何も押さえずに)弾いて、チューナーの表示を確認する。チューナーには音名(アルファベット)とメーター(針またはバー)が表示される。
目標は表示が「E」でメーターが中央を指す状態。表示が「E」以外のアルファベットになっている場合は、音が大きくズレているのでペグを大きく回して調整する。
ステップ3:ペグを回して調整する
メーターが中央より左にある場合は音が低いので、ペグを「弦が締まる方向」に回す。右にある場合は音が高いので、「弦が緩む方向」に回す。
音が高い状態から合わせるのではなく、一度低くしてから上げていくのが正しい合わせ方。高い状態からペグを緩めて合わせると、チューニングが不安定になりやすい。
ステップ4:残りの弦も同様に
6弦が合ったら、5弦(A)→4弦(D)→3弦(G)→2弦(B)→1弦(E)の順に同じ要領で合わせていく。1弦まで終わったら、もう一度6弦から確認し直すと精度が上がる。弦のテンションが変わると他の弦にも影響するため、2周するのが理想的だ。
ステップ5:他の弦を鳴らさないようにする
チューニング中は、合わせたい弦だけを1本ずつ弾くのが鉄則。他の弦が一緒に鳴ってしまうとチューナーが正しく反応しない。右手の指で不要な弦に軽く触れてミュートするか、左手で弦を押さえてノイズを防ごう。


🔇 練習できない理由の多くは、音
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チューニングが安定しない場合の原因と対処法
新しい弦が伸びきっていない
弦を張り替えたばかりのときは、弦がまだ伸びている途中なのでチューニングが不安定になる。弾きながら何度もチューニングし直すことで徐々に安定してくる。弦を軽く引っ張って伸ばしてあげると安定が早まる。
ペグの巻きが甘い
ペグへの弦の巻きつけが緩いと、弾いているうちに弦が滑ってチューニングが狂う。弦交換のときに適切な巻き数(2〜3周程度)でしっかり巻くことが大切。
ナットの溝で弦が引っかかっている
ナット(ヘッド側の弦受け)の溝で弦が引っかかると、チューニング操作をしても弦のテンションが均一にならず不安定になる。ナットの溝に鉛筆の芯を軽く塗ると、潤滑剤の役割を果たして改善されることがある。
温度や湿度の影響
ギターは木材でできているため、温度や湿度の変化でネックが微妙に動き、チューニングに影響することがある。冬場の乾燥した部屋から暖かい場所に持ち出した場合など、環境が変わったらチューニングし直そう。
ケースの中に入れておくだけで湿度を一定に保ってくれるアイテムを併用している人もいる。
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特殊なチューニングの種類
半音下げチューニング
レギュラーチューニングからすべての弦を半音(1フレット分)下げたもの。ロック系の曲で使われることが多く、音がやや重くなる。表記は「Eb-Ab-Db-Gb-Bb-Eb」。
ドロップDチューニング
6弦だけをDに下げるチューニング。パワーコードが押さえやすくなるため、ヘヴィな曲で重宝する。レギュラーチューニングの6弦を1音(2フレット分)下げるだけなので、切り替えも簡単。
オープンチューニング
開放弦を弾くだけでコードが鳴るようにチューニングを変える方法。ブルースやスライドギターでよく使われる。初心者のうちはまずレギュラーチューニングをしっかりマスターしてから挑戦しよう。
よくある質問(Q&A)
Q. チューニングは練習前に毎回やるべき?
練習の最初にチューニングを合わせるのは基本中の基本。ギターは温度や湿度の影響でチューニングがズレるので、毎回確認しよう。練習中も気になったらこまめに直すのがベスト。
Q. チューナーがなくてもチューニングできる?
5フレットハーモニクスを使った方法や、基準音に合わせる方法もあるが、正確さではチューナーにかなわない。初心者のうちはチューナーを使うのが確実。
Q. A=440Hzって何?
チューナーに表示される「440Hz」は、A音(ラ)の基準周波数。一般的な楽曲のほとんどはA=440Hzを基準にしているので、チューナーの設定が440Hzになっていることを確認しておこう。
Q. ペグをどっちに回すかわからなくなる
迷ったときは、ゆっくりペグを回しながらチューナーのメーターを見てみよう。音が上がっていれば正しい方向。慣れるまではゆっくり回して、メーターの動きを確認しながら調整すれば大丈夫。
まとめ
エレキギターのチューニングは、6弦からE-A-D-G-B-Eの順にチューナーを使って合わせるのが基本。慣れれば2〜3分で終わる作業なので、練習前のルーティンとして習慣にしよう。
チューナーはクリップ式がコストパフォーマンスに優れていておすすめ。まずはスマートフォンのアプリから始めてみるのも手だ。チューニングが安定しない場合は、弦の巻き方やナットの状態をチェックしてみよう。
正確なチューニングは美しい演奏の土台になる部分。ここを疎かにすると耳が育たないし、練習の効果も半減してしまう。毎回の練習前にきちんとチューニングする習慣をつけてほしい。
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