ギターの弦は消耗品です。弾いているうちに汗や皮脂が付着し、酸化してサビが発生します。サビた弦は音がこもり、チューニングも狂いやすくなるので、定期的な交換が欠かせません。
弦交換は最初こそ面倒に感じるかもしれませんが、慣れてしまえば15〜20分で終わる作業です。新しい弦に替えた瞬間の「パキッとした鮮やかな音」を体験すると、もっと早く替えればよかったと思うはずです。今回は弦交換の正しい手順、適切な交換頻度、必要な道具まで詳しく解説します。

🎸 最初の1本で、その後が決まる
ギターはアコースティックかエレキかで、必要になる周辺機器がまるで変わります。弾きたい曲から逆算して選ぶと、最初の1本で遠回りせずに済みます。

🐼 音楽人ならDTMは必須!!
DTM・作曲を現役プロからマンツーマンで学べるオンラインスクール

- ✅ オンラインで受講できるDTMスクール
- ✅ 現役プロによるマンツーマンレッスン
- ✅ 作曲・MIX・ボカロ制作からSNS発信まで
⭐おすすめ記事
音楽人ならDTMは必須!!DTMや作曲をプロから学びたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。



弦交換のタイミング|交換頻度の目安
弦の交換頻度は演奏の頻度や環境によって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。
・毎日弾く人=月1回の交換が目安
・週に2〜3回弾く人=1〜2ヶ月に1回
・月に数回しか弾かない人=2〜3ヶ月に1回
・ライブや発表会の前=演奏の1〜2日前に交換
こんなサインが出たら交換時期
以下の兆候が1つでも当てはまれば、弦を交換するタイミングです。
弦の表面が黒ずんだりサビたりしている。弦を弾いたときの音にキラキラ感がなくなった。チューニングがすぐ狂う。弦を指でなぞるとザラザラする。弦の巻線がほどけてきている。こうした状態のまま使い続けると、フレットを傷める原因にもなるので早めに交換しましょう。
弦交換に必要な道具
弦交換には最低限以下の道具を用意してください。
交換用の弦、ニッパー(弦を切るため)、ストリングワインダー(ペグを素早く回すため)、クリーニングクロスの4つがあれば作業できます。ストリングワインダーがなくても手で回せますが、あると作業時間が大幅に短縮されます。
弦を全部外したタイミングで指板やフレットの掃除ができるので、指板用のオイル(レモンオイルやオレンジオイル)があるとなお良いです。


アコギの弦交換手順
アコースティックギターの弦交換手順を、ステップごとに解説します。
ステップ1:古い弦を緩めて外す
ペグを回して弦を緩めていきます。いきなり弦を切ると、ピンや金属が飛んで危ないので、十分に緩めてから外してください。アコギの場合はブリッジピンを抜いて弦を取り外します。ブリッジピンが固くて抜けないときは、サウンドホールから手を入れて内側から押し上げると抜けやすくなります。
ステップ2:指板とフレットを掃除する
弦を全部外したら、普段は掃除しにくい指板やフレットを拭きましょう。クロスで乾拭きするだけでもOKですが、指板が乾燥している場合は指板用オイルを薄く塗り込むと木材の保護になります。この掃除タイムを弦交換のたびにルーティンにしておくと、ギターの寿命が延びます。
ステップ3:新しい弦を取り付ける
弦のボールエンド(丸い金属の部分)をブリッジの穴に入れ、ブリッジピンで固定します。ピンを押し込みながら弦を軽く引っ張ると、しっかり固定されます。次にペグの穴に弦を通し、ストリングワインダーを使って巻き上げていきます。
ステップ4:弦の巻き方のコツ
ペグに弦を巻くときは、弦がペグポストの上から下に向かって巻かれるようにします。巻き数は2〜3巻きが適切で、多すぎるとチューニングが安定しにくくなります。弦がペグポストに整然と巻かれているか確認しながら作業してください。
ステップ5:余った弦を切る
ペグに巻き終わったら、余った弦をニッパーで切ります。ペグポストから1〜2cm残して切るのが目安です。切った弦の先端は鋭いので、指を刺さないよう注意してください。
ステップ6:チューニングとストレッチ
全弦を張り終えたらチューニングします。新しい弦はすぐに伸びてチューニングが下がるので、弦を軽く引っ張って伸ばす「ストレッチ」をしましょう。チューニング→ストレッチ→チューニングを3〜4回繰り返すと、弦が安定してきます。
弦を交換する際、6弦全部を一気に外すと急にネックにかかるテンションが変わり、ネックの反りの原因になることがあります。1本ずつ交換する方法もありますが、全弦を一気に外す場合は素早く作業を終えるよう心がけましょう。
🔇 練習できない理由の多くは、音
楽器が続かなかった理由を聞くと、才能でも根気でもなく「音を出せる時間が取れなかった」という答えが返ってきます。防音マットは完全な遮音にはなりませんが、床に伝わる振動を抑える効果が期待できます。気兼ねなく音を出せる時間を増やすところから始めてみませんか。



エレキギターの弦交換手順
エレキギターの弦交換は基本的にアコギと同じ流れですが、いくつか違いがあります。
エレキの場合、弦はブリッジの裏側から通すタイプが多いです。ブリッジピンはないので、弦をブリッジのサドルに引っかける形になります。ペグへの巻き方はアコギと同じで、2〜3巻きを目安にしてください。
フロイドローズなどのロック式トレモロを搭載しているギターは、弦交換の手順が複雑になります。ロックナットやファインチューナーの調整が必要なので、初心者のうちは楽器店で教えてもらうのがおすすめです。
⭐おすすめ記事
DTMスクールを検討している方は、料金やコースをまとめたこちらの記事もどうぞ。



弦を長持ちさせるコツ
弦の交換頻度を少しでも減らしたいなら、日頃のケアが大切です。
演奏後に弦をクロスで拭くのがもっとも効果的です。手の汗や皮脂が弦に残るとサビの原因になるので、弾き終わったら必ず拭く習慣をつけましょう。弦専用のクリーナーを使えばさらに効果的です。
コーティング弦を使うのも手です。ELIXIRなどのコーティング弦は、通常の弦に比べて寿命が2〜3倍長いとされています。価格はやや高めですが、交換の手間を考えるとコスパは悪くありません。


弦交換に役立つ外部リソース
弦交換の手順を動画で確認したい場合は、ヤマハの公式サイト「Yamaha Music Connect」に初心者向けの弦交換ガイドが掲載されています。楽器メーカー「Martin Guitar」のサイトでもアコギの弦交換方法が紹介されています。YouTubeで「ギター 弦交換 初心者」と検索すると、実演動画がたくさん見つかります。
よくある質問(Q&A)
Q. 弦は1本だけ切れたら1本だけ替えていい?
応急処置としては1本だけの交換でOKですが、他の弦も劣化している可能性が高いです。音のバランスを考えると、6弦すべてを同時に交換するのが理想的です。特にライブや録音の前は全弦交換しておきましょう。
Q. 弦の太さ(ゲージ)はどう選ぶ?
初心者にはライトゲージ(細めの弦)がおすすめです。押さえやすくて指への負担が少ないのがメリットです。音に物足りなさを感じるようになったら、ミディアムゲージやカスタムゲージを試してみてください。
Q. 弦交換のときにネックが反ることはある?
弦を全部外した状態が長時間続くとネックのテンションバランスが崩れ、反りの原因になることがあります。弦交換はなるべく手早く行い、弦を外している時間を短くすることがポイントです。
Q. コーティング弦とノンコーティング弦、どちらがいい?
コーティング弦(ELIXIRなど)は弦の表面にフッ素系のコーティングが施されており、サビに強くて寿命が長いのが特徴です。1セットの価格はノンコーティング弦の1.5〜2倍程度しますが、2〜3倍長持ちするので、トータルコストではむしろお得になることもあります。ただし、コーティングによって高音域がやや抑えられる傾向があるため、キラキラした音が好みの人はノンコーティング弦を頻繁に替えるほうが好みに合うかもしれません。
Q. クラシックギターの弦交換も同じやり方?
クラシックギターはナイロン弦を使うため、弦の張り方が異なります。ブリッジ側は弦を穴に通して結ぶ方式で、ペグ側もスリットに弦を通して巻き上げる構造になっています。鉄弦のアコギやエレキとは手順が違うので、クラシックギター専用のやり方を確認してから作業してください。
Q. 弦交換の際にペグが硬くて回らないのですが?
ペグが硬い場合は、ペグのネジが締まりすぎている可能性があります。ペグ裏のネジを少し緩めると回しやすくなります。それでも改善しない場合は、ペグの内部にグリスを少量塗布すると動きがスムーズになります。無理に回すとペグが壊れたりネジが舐めたりする原因になるので、力ずくでの操作は避けてください。
Q. 弦を張り替えたらビビるようになったのですが?
新しい弦のゲージ(太さ)が以前と違う場合、ネックの反りやブリッジの高さが合わなくなってビビることがあります。同じゲージの弦に替えてもビビる場合は、ネックの反りやナットの溝のすり減りが原因かもしれません。自分で調整が難しい場合は、楽器店にリペア(調整)を依頼するのがおすすめです。
🚪 いっそ、防音室という手もある
本格的に練習時間を確保したいなら、簡易防音室という選択肢もあります。組み立て式で設置できるタイプなら、賃貸でも導入できる場合があります。時間帯を気にせず音を出せる環境は、それだけで練習量を変えます。



⭐おすすめ記事
最後までお読みいただきありがとうございます。DTMを本格的に学びたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。



🐼 音楽人ならDTMは必須!!
DTM・作曲を現役プロからマンツーマンで学べるオンラインスクール

- ✅ オンラインで受講できるDTMスクール
- ✅ 現役プロによるマンツーマンレッスン
- ✅ 作曲・MIX・ボカロ制作からSNS発信まで


