ウクレレは、弦楽器のなかでも始めるハードルがとりわけ低い楽器です。弦は4本しかなく、押さえる力も弱くて済みます。ギターで挫折した方が、ウクレレなら続いたという話は珍しくありません。本体も小さく軽いので、部屋の隅に置いておけば思い立ったときにすぐ手に取れます。
ただし「何を買えばいいか」という入口だけは、意外とつまずきやすいところです。ウクレレにはサイズの種類があり、どれを選ぶかで音も弾き心地も変わります。さらにチューナーやケースといった小物も、最初から必要になるものと後回しでいいものが混ざっています。
この記事では、ウクレレを始めるときに必要になるものを、サイズの選び方から小物の優先順位まで整理して紹介します。セット商品を選ぶときの判断材料としても使えるようにまとめました。

🐼 音楽人ならDTMは必須!!
DTM・作曲を現役プロからマンツーマンで学べるオンラインスクール

- ✅ オンラインで受講できるDTMスクール
- ✅ 現役プロによるマンツーマンレッスン
- ✅ 作曲・MIX・ボカロ制作からSNS発信まで
⭐おすすめ記事
音楽人ならDTMは必須!!DTMや作曲をプロから学びたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

まず決めるのはサイズ
ウクレレには主に3つのサイズがあり、どれを選ぶかで音の印象と弾きやすさが変わります。この選択を後から変えるには買い直すしかないので、最初にしっかり考えておきたい部分です。
- ソプラノ — いちばん小さい定番サイズ。コロンとした明るい音
- コンサート — ソプラノより少し大きく、指板に余裕がある
- テナー — さらに大きく、音量と低音が出る。手が大きい方にも
迷ったらソプラノかコンサート
ソプラノは、ウクレレらしい軽やかな音がいちばん出るサイズです。本体が小さいので置き場所にも困りません。一方でフレットの間隔が狭いため、手が大きい方や指が太い方は窮屈に感じることがあります。
コンサートはソプラノより一回り大きく、指板に余裕ができます。音も少し厚みが出るので、弾き語りにも向いています。手の大きさに不安があるなら、コンサートを選んでおくと無理なく弾けます。店頭で両方を持ち比べられるなら、実際に握ってみるのがいちばん確実です。
メーカーは定番から選ぶと外れにくい
国内メーカーではFamous(フェイマス)が長く定番として扱われており、日本製ウクレレの代表格として名前が挙がります。同じく国産のKIWAYA(キワヤ)も入門機から扱いがあります。海外ブランドではKALA(カラ)やMAHALO(マハロ)が入門価格帯で広く流通しています。
価格の安いものは数千円から見つかりますが、あまりに安価な製品はチューニングが安定しなかったり、フレットの処理が粗くて指に当たったりすることがあります。弾きにくさは上達を妨げるので、本体には少し予算を寄せておくと後悔しにくくなります。


最初から必要になる小物
本体のほかに、始めた初日から使うものを挙げます。数は多くありませんが、どれも無いと困るものです。
チューナーは最初から用意する
ウクレレの弦はナイロン系の素材が使われており、張ったばかりのころは特に音程が下がりやすく、こまめな調整が必要になります。チューナーなしで正しい音程を保つのは、初心者にはまず不可能です。
クリップ式のチューナーが扱いやすく、ヘッド部分に挟むだけで弦の振動を拾ってくれます。KORGのような定番メーカーのものであれば、入門価格帯でも精度は十分です。スマートフォンのアプリでも代用はできますが、周囲の音を拾うため環境を選びます。
ケースは持ち運び以外にも役割がある
ケースは移動のためだけのものではありません。ウクレレは木でできているので、乾燥や直射日光で状態が変わります。使わないときにケースへ入れておくだけで、楽器の状態は保ちやすくなります。
セット商品には薄いソフトケースが付属することが多く、室内保管であればそれで足ります。外へ持ち出す機会が多いなら、クッション性のあるものに買い替える価値があります。
- 新品のウクレレは弦が伸びきっておらず、しばらくは音程が下がり続けます。毎回チューニングしてください
- 暖房の風が直接当たる場所や、窓際の直射日光は避けてください
- ピックは必須ではありません。ウクレレは指で弾くのが基本です
あると弾きやすくなるもの
必須ではないものの、揃えると練習が快適になるアイテムを紹介します。
ストラップ
ウクレレは小さいので、抱えているだけでも弾けてしまいます。ただし本体を支えることに意識が向くと、左手が自由に動かなくなります。ストラップを使えば体で支えられるので、両手を演奏に集中させられます。
ウクレレ用には、ギターのように肩から掛けるタイプのほか、首に掛けてサウンドホールに引っかける簡易的なタイプもあります。穴を開ける加工が不要なので、手軽に試したい方はこちらから始めるとよいでしょう。
教則本とコード表
ウクレレはコードを覚えれば、すぐに曲が弾けるようになります。3つのコードだけで弾ける曲も多く、始めた初日に1曲通せることも珍しくありません。この達成感の早さが、ウクレレが続きやすい大きな理由です。
コード表は手元に一枚あると便利です。セット商品に付属していることも多く、壁に貼っておけば練習のたびに確認できます。
替え弦とクロス
弦は消耗品です。使い込むと音がくすみ、チューニングも不安定になります。切れていなくても劣化するものと考えてください。Aquila(アクイーラ)などのブランドが、ウクレレ用の弦として広く使われています。
クロスは演奏後に本体を拭くための布です。手の脂を放置すると、表面が曇っていきます。
| 優先度 | アイテム | 理由 |
|---|---|---|
| 必須 | ウクレレ本体 | サイズ選びが弾きやすさを決める |
| 必須 | クリップチューナー | 音程が下がりやすく、調整が欠かせない |
| ほぼ必須 | ケース | 持ち運びと、乾燥・日光からの保護 |
| あると良い | ストラップ | 左手が自由になり、練習しやすくなる |
| あると良い | 替え弦 | 消耗品。切れる前に備えておく |
| あると良い | クロス | 手の脂を拭き取り、表面を保つ |


セットで買うか、バラで揃えるか
ウクレレの入門セットには、本体・ケース・チューナー・ストラップ・教則本・コード表などがまとめられていることが多く、届いたその日から始められます。必要なものを自分で判断しなくていい点が、初めての方にとって最大の利点です。
セットを選ぶときに見ておきたいこと
確認したいのは、本体のサイズ表記とメーカー名です。セットの中身が充実していても、本体の品質が低ければ弾きにくさは解消されません。セットの点数の多さより、本体が何のブランドの何というモデルかを見てください。
また、チューナーが付属しているかどうかも確認したい点です。付属していない場合は別途用意する必要があります。付属していても精度に不安があれば、定番メーカーのものに買い替える価値があります。
バラで揃える場合
本体にこだわりたい場合は、本体だけを楽器店で選び、チューナーやケースは別に買う形になります。店頭で複数のサイズを持ち比べられるので、自分の手に合うものを納得して選べます。少し手間はかかりますが、納得して始められます。
⭐おすすめ記事
DTMスクールを検討している方は、料金やコースをまとめたこちらの記事もどうぞ。



買ったあと、何から練習するか
道具が揃ったら、次は何をするかです。ウクレレは最初の一歩が軽い楽器なので、手順さえ分かれば独学でも進めていけます。
チューニングを毎回やる習慣をつける
音程が合っていない状態で練習を重ねると、耳が狂ったまま覚えてしまいます。ケースから出したらまずチューナーを付ける、という順番を体に入れてしまうのが近道です。慣れれば30秒もかかりません。
コードは3つから覚える
すべてのコードを覚える必要はありません。よく使われる3つのコードを押さえられるようになれば、弾ける曲が一気に増えます。最初の目標は、コードを見ずに押さえられること、そして押さえ替えが止まらずにできることです。
コードチェンジでつまずくのは誰もが通る道です。ゆっくりのテンポで、止まらずに切り替えられる速さから始めてください。速く弾こうとして止まるより、遅くても流れが切れないほうが上達は早くなります。
1曲を通して弾いてみる
コードが押さえられるようになったら、短い曲を1曲通してみてください。途中で間違えても止めずに最後まで弾ききることが大切です。1曲通せたという経験が、次の練習に向かう力になります。
- ケースから出したら、まずチューニング
- コードは3つから。全部覚えようとしない
- 速さより、止まらないことを優先する
- 間違えても最後まで弾ききる
よくある質問
Q. ソプラノとコンサート、音はどのくらい違いますか
A. ソプラノは高めで軽快な響き、コンサートは少し落ち着いた厚みのある響きになります。ウクレレらしさを求めるならソプラノ、弾き語りで声と重ねたいならコンサートという選び方が一つの目安です。好みの問題でもあるので、可能なら店頭で聴き比べてみてください。
Q. 旅行に持っていけますか
A. 本体が小さく軽いので、持ち運びやすい楽器です。ソプラノサイズであればリュックに入る場合もあります。ただし気温や湿度の変化で状態が変わるため、車内に放置するような扱いは避けてください。
Q. ギター経験がないと難しいですか
A. まったく問題ありません。ウクレレは弦が4本で、押さえるのに必要な力もギターより弱くて済みます。むしろ楽器経験がない方がウクレレから始めるケースは多く、入門者向けの教材も充実しています。
Q. どのくらいで曲が弾けるようになりますか
A. 個人差はありますが、3つのコードだけで弾ける曲であれば、数日から数週間で形になることが多いとされています。コードチェンジに慣れるまでが最初の山場です。
Q. 子どもでも弾けますか
A. 本体が小さく軽いので、お子さんにも扱いやすい楽器です。ソプラノサイズであれば、小さな手でもネックを握れます。ただし極端に安価な製品は音程が合わないことがあるため、本体は定番メーカーのものを選んでください。
Q. 弦の交換はどのくらいの頻度ですか
A. 弾く頻度によりますが、音がくすんできた、チューニングが安定しないと感じたら交換時期です。半年から1年程度を目安にしている方が多いようです。切れていなくても劣化します。
Q. 防音対策は必要ですか
A. ウクレレは音量が小さいため、集合住宅でも比較的気兼ねなく弾けます。他の弦楽器や管楽器と比べると、練習環境の制約はかなり少ない楽器です。時間帯への配慮だけしておけば十分なことが多いでしょう。
Q. 独学でも大丈夫ですか
A. 教材が豊富なので、独学で進めている方も多い楽器です。コードを押さえて鳴らすという動作がシンプルなため、最初の一歩でつまずきにくいのが理由です。行き詰まったときに単発でレッスンを受けるという使い方もできます。


まとめ
ウクレレを始めるのに必要なのは、本体・チューナー・ケースの3点です。ここさえ揃えば、その日から練習を始められます。ストラップや替え弦、クロスは、弾き始めてから必要を感じたタイミングで足していけば十分です。
いちばん重要なのはサイズ選びです。手が大きい方はコンサート、ウクレレらしい軽やかな音を求めるならソプラノというのが基本の考え方になります。後から変えるには買い直すしかないので、可能であれば店頭で持ち比べてみてください。
そして本体は、定番メーカーから選んでおくと外れにくくなります。弾きにくい楽器は、上達を妨げるだけでなく「自分には向いていない」という誤解を生みます。小物は後から買い足せますが、本体だけは最初の選択が長く影響します。ここに予算を寄せておくことをおすすめします。
ウクレレの種類や選び方については、KIWAYAのウクレレ選びの基本や島村楽器のウクレレ初心者セットでも紹介されています。あわせて確認してみてください。
⭐おすすめ記事
最後までお読みいただきありがとうございます。DTMを本格的に学びたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。



🐼 音楽人ならDTMは必須!!
DTM・作曲を現役プロからマンツーマンで学べるオンラインスクール

- ✅ オンラインで受講できるDTMスクール
- ✅ 現役プロによるマンツーマンレッスン
- ✅ 作曲・MIX・ボカロ制作からSNS発信まで


