ギターを始めようと思って楽器店に足を運ぶと、種類の多さに圧倒されてしまいますよね。価格も1万円台から数十万円まで幅広く、「何を基準に選べばいいのか分からない」という方がほとんどではないでしょうか。
結論から言うと、初めてのギターは2〜5万円のモデルで十分です。それ以下だと品質面で不安が出てきますし、それ以上は上達してから改めて検討すれば問題ありません。最初の1本は「練習が楽しくなるギター」を選ぶことが何より大切です。
この記事では、アコースティックギターとエレキギターに分けて、初心者が安心して選べるおすすめモデルを厳選して紹介します。選び方のポイントもあわせて解説していくので、参考にしてみてください。

アコースティックギター おすすめ5選
ヤマハ FG830(約3万円台)
初心者向けアコギの王道中の王道がこのヤマハFG830です。ヤマハは品質管理の安定性に定評があり、3万円台のモデルでもチューニングの安定性や音のバランスが非常に良好です。
ボディはドレッドノートサイズで、ストローク奏法時の迫力あるサウンドが魅力。トップ材にはスプルース単板を使用しており、弾くほどに音が育っていく楽しさもあります。「迷ったらこれを選べば間違いない」と言い切れる安心感のあるモデルです。
ヤマハ FS820(約3万円台)
FG830よりも一回り小さいフォークサイズのモデルです。ボディがコンパクトなぶん抱えやすく、体格が小さめの方にとくにおすすめです。フィンガーピッキング(指で1本ずつ弦を弾く奏法)の音が美しく、座って弾くときの収まりの良さも好評です。
モーリス F-280(約2万円台後半)
国内ギターメーカー・モーリスのエントリーモデルです。国内メーカーならではの丁寧な作りで、この価格帯としては音の鳴りが良いのが特徴です。コストパフォーマンスを重視したい方に適した選択肢になっています。
エピフォン DR-100(約1万円台後半)
ギブソンの廉価ブランドであるエピフォンのエントリーモデルです。低価格ながら本格的なドレッドノートサイズのボディを持ち、ストローク中心の弾き語りに適しています。「なるべく予算を抑えてまずは始めてみたい」という方にとって、有力な候補と言えます。
テイラー Academy 10(約5万円台)
少し奮発できるなら検討したいのがテイラーのAcademyシリーズです。弾きやすさを徹底的に追求した設計で、初めてギターを触る方でもストレスなく弾けるように工夫されています。音の透明感もさすがテイラーという品質で、長く使える本格派の1本です。

エレキギター おすすめ5選
スクワイヤー Affinity ストラトキャスター(約3万円台)
フェンダーの廉価ブランド・スクワイヤーの定番モデルです。ストラトキャスターは世界で最もポピュラーなエレキギターの形で、ロック・ポップス・ブルースなど幅広いジャンルに対応できます。初めてのエレキギターとして選んで間違いない鉄板モデルです。
3基のシングルコイルピックアップにより、クリーンからクランチまで幅広いサウンドメイクが可能。ネックも握りやすく、初心者にフレンドリーな設計になっています。
エピフォン レスポール スタンダード(約4万円台)
ギブソン・レスポールの廉価版モデルです。太くて温かみのあるサウンドが特徴で、ロックやハードロック系のジャンルに向いています。見た目のカッコよさは抜群で、「このギターが弾きたい」というモチベーションにつながります。
ヤマハ パシフィカ 112V(約3万円台)
ヤマハが手がけるエレキギターの入門モデルです。コイルタップ機能を搭載しており、1本でシングルコイルとハムバッカー両方のサウンドが楽しめる万能型です。品質の安定感はさすがヤマハで、チューニングの安定性も高く初心者にとって安心の1本です。
アイバニーズ GRX40(約2万円台)
薄くて弾きやすいネック(Ibanezネック)が特徴のモデルです。速弾きに向いた設計で、メタルやハードロックを弾きたい方に人気があります。この価格帯でのプレイアビリティ(弾きやすさ)はトップクラスと言えます。
バッカス BST-2R(約2万円台後半)
国内ブランド・バッカスのストラトタイプモデルです。低価格帯でも丁寧な作りに定評があり、コストパフォーマンスの高さは業界随一です。ストラトタイプなので汎用性も高く、ジャンルを選ばず使えます。
初心者が避けたほうがいいギター
1万円以下のノーブランドギターは基本的に避けることをおすすめします。チューニングが安定しない、フレットの処理が雑で弾くときに指が痛い、ネックが反りやすいなど、練習のモチベーションを下げる要因が複数重なる可能性が高いです。
「安いから」という理由で購入して結局弾かなくなるのは本末転倒です。2万円以上のモデルであれば、上記のような品質上の問題はかなり軽減されます。
ギター選びで確認したい3つのポイント
ポイント1:ネックの握りやすさ
ネックの太さや形状はメーカーやモデルによって異なります。手の大きさに合ったネックを選ぶことが弾きやすさに直結するため、できれば楽器店で実際に握ってみることをおすすめします。
ポイント2:弦高の確認
弦高(弦とフレットの距離)が高すぎると押さえるのに余計な力が必要になり、初心者は練習がつらくなりがちです。購入時に楽器店で弦高調整をしてもらうと、格段に弾きやすくなります。
ポイント3:見た目の好み
実は「見た目が好きかどうか」はギター選びにおいて非常に重要な要素です。好きなギターのほうが手に取る回数が増え、結果として練習量が増えます。スペックだけでなく、「このギターを弾きたい」と思える見た目かどうかもチェックしてみてください。
よくある質問(Q&A)
Q. アコギとエレキ、初心者にはどちらがおすすめ?
A. ジャンルが決まっていないならアコギが手軽です。ロックを弾きたいならエレキを選びましょう。どちらを選んでも、基本的な練習内容は共通しているので、後から転向することも十分可能です。
Q. ネット購入と店頭購入、どちらがいい?
A. 初めてのギターは楽器店での購入をおすすめします。弾き心地の確認や弦高調整をしてもらえるメリットが大きいです。ネット購入なら初期調整済みの状態で発送してくれるショップを選びましょう。
Q. 初心者セットってどうなの?
A. ギター本体・チューナー・ケース・ピック・ストラップなどがセットになっていて、すぐに始められる便利さがあります。ただし、セットの付属品は品質が控えめなことも多いので、ギター本体の品質を優先して選ぶのがポイントです。
Q. 中古ギターは初心者に向いている?
A. ギターの状態を見極める知識が必要になるため、初めての1本は新品をおすすめします。中古は2本目以降、ある程度知識がついてから検討するのが安全です。
楽器店では島村楽器やイシバシ楽器が初心者向けのサポートが充実しています。ネット購入ならサウンドハウスがラインナップ豊富で価格もリーズナブルです。

まとめ:2〜5万円のモデルを選べば安心してスタートできる
初めてのギターは2〜5万円の価格帯から選ぶのがベストな判断です。アコギならヤマハFG830、エレキならスクワイヤーのストラトキャスターが鉄板のチョイスと言えます。
あとは「見た目が好きかどうか」で選んでもまったく問題ありません。好きなギターのほうが手に取る回数が増えて、結果的に上達も早くなります。まずは楽器店で気になるモデルを手に取ってみることから始めてみてはいかがでしょうか。


