ピアノを始めたばかりの初心者にとって、「どんな曲から練習すればいいんだろう?」というのは切実な悩み。いきなり難しい曲に挑戦すると挫折するし、かといって単調な練習曲ばかりだとモチベーションが上がらない。
初心者の練習曲選びで大事なのは、「弾ける達成感」と「聴き映えする楽しさ」のバランス。知っている曲を弾けるようになると、一気にモチベーションが上がるし、周囲の人にも「すごい!」と言ってもらえる。
この記事では、ピアノ初心者でも挑戦しやすいクラシック・ポップス・ジブリ・ディズニーの曲を厳選して紹介する。

🎹 鍵盤のタッチ、軽すぎると後で困る
電子ピアノは鍵盤のタッチと音源で価格が大きく変わります。軽すぎる鍵盤で練習を続けると、生ピアノに触れたときに指が動かないということも起こります。予算のなかで、どこを優先するかを整理しておきましょう。

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初心者が練習曲を選ぶときのポイント
テンポがゆっくりな曲を選ぶ
速い曲は指が追いつかなくて挫折しやすい。まずはゆっくりしたテンポの曲から始めるのが鉄則だ。
コード(和音)が少ない曲を選ぶ
左手のコードが複雑だと一気に難易度が上がる。初心者向けのアレンジ楽譜は、コードを簡略化してくれているので活用しよう。
自分が好きな曲を選ぶ
練習の原動力は「この曲が弾きたい」という気持ち。知らない練習曲より、好きな曲のほうが練習が続きやすい。
初心者向けアレンジの楽譜を使う
原曲をそのまま弾くのは難しくても、初心者向けに簡単にアレンジされた楽譜なら挑戦できる。楽譜サイトや楽器店で「初級」「超初級」と表記されているものを選ぼう。
クラシックの初心者向け練習曲
エリーゼのために(ベートーヴェン)
ピアノの定番中の定番。冒頭のメロディは比較的簡単で、初心者向けの簡易アレンジもたくさん出回っている。「ピアノを弾けるようになりたい」と思ったきっかけがこの曲、という人も多い。
メヌエット ト長調(バッハ/ペツォールト)
バロック期の定番曲。テンポがゆったりしていて、左手のパートもシンプル。初心者が「両手で弾ける」達成感を味わうのに最適な一曲だ。
トルコ行進曲(モーツァルト)
テンポが速い部分はやや難しいが、初心者向けの簡易アレンジなら挑戦可能。メロディの認知度が高いので、弾けると「おおっ!」と驚かれる。
月光ソナタ 第1楽章(ベートーヴェン)
ゆったりとした美しいメロディが特徴。右手のアルペジオ(分散和音)の練習にもなる。雰囲気のある曲なので、弾いていて気持ちがいい。
ジムノペディ 第1番(サティ)
テンポがゆっくりで、和音の変化も穏やか。シンプルな構成なのに聴き映えするので、初心者が人前で弾くレパートリーにもぴったり。


ポップスの初心者向け練習曲
少年時代(井上陽水)
音域が狭く、リズムもシンプル。メロディ・ハーモニーともに複雑な要素がないので、初心者の練習曲にぴったり。
花束を君に(宇多田ヒカル)
優しいメロディで弾きやすい。バラード調でテンポがゆっくりなので、落ち着いて練習できる。
Lemon(米津玄師)
人気の高い曲で、初心者向けの楽譜も豊富。原曲は複雑だが、簡易アレンジなら右手のメロディだけでも十分に楽しめる。
春よ、来い(松任谷由実)
美しいメロディが印象的な名曲。テンポがゆっくりで、初心者でも感情を込めて弾きやすい。
I Love…(Official髭男dism)
超初級レベルの楽譜が出版されているので、初心者でも挑戦しやすい。弾けると「今っぽい曲も弾ける!」とテンションが上がる。
ジブリ・ディズニーの初心者向け練習曲
となりのトトロ(久石譲)
明るくて弾きやすいメロディが特徴。子供から大人まで知っている曲なので、弾けると喜ばれる。初心者向けアレンジが豊富。
いつも何度でも(木村弥生 作曲)
「千と千尋の神隠し」のテーマ曲。穏やかなメロディで、テンポもゆっくり。初心者が「ジブリの曲を弾けた!」という達成感を得るのに最適。
星に願いを(ピノキオ)
ディズニーの名曲中の名曲。メロディがシンプルで覚えやすく、初心者向けの楽譜も多い。発表会にもよく選ばれる曲だ。
美女と野獣
ロマンティックなメロディが美しい一曲。バラード調でゆっくりなので、初心者でも感情を込めて弾きやすい。
Let It Go(アナと雪の女王)
知名度の高い曲で、初心者向け楽譜も充実。サビの盛り上がりが弾いていて楽しい。やや音域が広いので、ある程度指が動くようになってから挑戦するのがおすすめ。


練習曲で上達するためのコツ
まずは片手ずつ練習する
いきなり両手で弾こうとしないこと。右手のメロディを完璧にしてから、左手の伴奏を加えるのが効率的。
苦手な部分を集中的に練習する
曲の中で弾けない箇所があったら、そこだけ取り出してゆっくり繰り返し練習しよう。通しで弾く練習ばかりしていると、苦手な部分がいつまでも上達しない。
テンポを落として練習する
最初は原曲の半分くらいのテンポから始めて、正確に弾けるようになったら少しずつテンポを上げていく。ゆっくり正確に弾ける曲は、速くても正確に弾ける。
メトロノームを活用する
リズムが安定しないと曲として聴こえない。メトロノーム(スマホアプリでOK)を使って、一定のテンポで弾く練習をしよう。
- 片手ずつ→両手の順序を守る
- 苦手箇所を部分的に集中練習
- ゆっくり→徐々にテンポアップ
- メトロノームでリズム感を鍛える
🔇 練習できない理由の多くは、音
楽器が続かなかった理由を聞くと、才能でも根気でもなく「音を出せる時間が取れなかった」という答えが返ってきます。防音マットは完全な遮音にはなりませんが、床に伝わる振動を抑える効果が期待できます。気兼ねなく音を出せる時間を増やすところから始めてみませんか。



初心者向け楽譜の入手方法
練習曲の楽譜は、以下の方法で手に入れることができる。
- 楽譜サイト:「ぷりんと楽譜」「Piascore」など、1曲単位でダウンロード購入できるサイトが便利
- 楽器店:「やさしく弾ける」「超初級」といったシリーズの楽譜集が並んでいる
- 無料楽譜サイト:著作権が切れたクラシック曲は「IMSLP」で無料ダウンロードできる(ただし初心者向けアレンジではない場合が多い)
- YouTubeのチュートリアル動画:楽譜が読めなくても、鍵盤が光るタイプの動画で視覚的に覚えられる
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練習曲以外にやっておくべき基礎練習
スケール(音階)練習
ドレミファソラシドを上り下りするスケール練習は、指の動きをスムーズにするための基本中の基本。ハ長調(C major)から始めて、慣れたらト長調(G major)やヘ長調(F major)にも挑戦してみよう。スケールが弾けるようになると、曲の中のパッセージがぐっと弾きやすくなる。
和音(コード)の練習
左手でドミソ、ファラド、ソシレなどの基本的な和音を押さえる練習。最初は3つの音を同時に押さえるだけでも難しく感じるかもしれないが、和音が弾けるようになると伴奏ができるようになり、曲の完成度がぐっと上がる。
リズム練習
メトロノームに合わせて一定のリズムで弾く練習。テンポが安定しないと、どんなに音が正しくても曲として聴こえない。最初はゆっくりのテンポ(BPM60〜80程度)から始めて、正確に弾けるようになったら少しずつ上げていこう。
レベルアップしたら挑戦したい曲
基本の練習曲が弾けるようになったら、次のステップとしてこんな曲にも挑戦してみよう。
- アラベスク第1番(ドビュッシー):流れるような美しい旋律が特徴。中級に入ったくらいの技術力があれば挑戦できる
- ノクターン第2番(ショパン):ショパン入門にぴったりの名曲。左手の伴奏パターンが良い練習になる
- 乙女の祈り(バダジェフスカ):優雅なメロディで発表会にも人気。初級と中級の橋渡しにちょうどいい難易度
- 千本桜(黒うさP):テンポが速く初心者向けアレンジでもやりがいがある。弾けると周囲から驚かれること間違いなし


よくある質問(Q&A)
Q. 練習曲は何曲くらい並行して練習するのがいい?
初心者のうちは2〜3曲を並行して練習するのがおすすめ。1曲に飽きたら別の曲で気分転換できるし、異なるテクニックをバランスよく身につけられる。
Q. ハノンなどの指練習は必要?
ハノンは指の独立性や筋力を鍛えるのに効果的。ただし、それだけだと退屈になるので、ハノンを5〜10分やってから好きな曲を練習するという流れがおすすめ。
練習曲の難易度を見極めるヒント
楽譜を見たときに、その曲が自分に弾けそうかどうかを判断するポイントを知っておこう。
拍子記号をチェック
4/4拍子は最もシンプルで弾きやすい。3/4拍子(ワルツ)や6/8拍子はリズムが少し複雑になるが、慣れれば問題ない。変拍子(5/4や7/8など)は上級者向けなので、初心者は避けた方がいい。
シャープやフラットの数を確認
調号(楽譜の最初に付いているシャープやフラットの記号)が少ない曲ほど弾きやすい。ハ長調(シャープ・フラットなし)やト長調(シャープ1個)の曲から始めるのがおすすめ。シャープやフラットが4つ以上の曲は、黒鍵を多用するため初心者には難しい。
音符の細かさを見る
16分音符や32分音符が多い曲は、指を速く動かす必要があるので難易度が高い。初心者は4分音符・8分音符が中心の曲を選ぼう。
まとめ
ピアノ初心者の練習曲選びは、「自分が好きな曲」「テンポがゆっくり」「初心者向けアレンジがある」という3つの条件で選ぶのがコツ。クラシック・ポップス・ジブリ・ディズニーなど、ジャンルを問わず初心者向けの楽譜は豊富に出回っているので、気になる曲からどんどん挑戦してみよう。
1曲弾けるようになると、自信がついて次の曲への意欲が湧いてくる。焦らず、楽しみながら練習を続けてほしい。


🚪 いっそ、防音室という手もある
本格的に練習時間を確保したいなら、簡易防音室という選択肢もあります。組み立て式で設置できるタイプなら、賃貸でも導入できる場合があります。時間帯を気にせず音を出せる環境は、それだけで練習量を変えます。



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